佐山 拓郎
【佐山拓郎のウグイス谷から】第11回 戦争と平和と、カムカムエヴリバディ
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」が面白い。
今から約100年前、日本でラジオ放送が始まった日に生まれた「安子」が、戦争や、さまざまな試練の中「ラジオ英語講座」と出会い、人生を切り開いていく。
【佐山拓郎のウグイス谷から】第10回 師走だけど走らない。ここよりの未来のお話
師走だけど走らない。ここよりの未来のお話 令和3年もはや師走となりました。 おもしろいもので、なんとなく毎年、12月になると忙しくなります。走るまではいきませんが。 今年は、目黒の寺院の住職を辞し、ここよりの編集長に就任 […]
【佐山拓郎のウグイス谷から】第9回 突然亡くなったお坊さんの友人の話
友人の死 私の原点は、小学生の頃、担任の先生に作文を褒められたことでした。 このことがきっかけで、私は文章を書く楽しさを知り、3年前には著書を出版するまでに至りました。 いま、ここよりで編集長を務めているのも、あの時先生 […]
上野の国立博物館に行ってきました。特別展「最澄と天台宗のすべて」
お坊さん、故郷へ帰る すっかり秋らしくなった10月のある日、私は上野駅にいました。 東京国立博物館にて開催中の「最澄と天台宗のすべて」を見るという建前で、「世界最大級の寺社フェス」といわれる「向源」の代表、友光雅臣さんに […]
【佐山拓郎のウグイス谷から】第8回 「死」は「布施」である
以前読んだ、仏教学者の「ひろさちや」先生の本に、こんなことが書いてありました。 意訳で掲載させていただきます。 「現世は満員電車。指定席もあり、自由席もある。グリーン車もある。満員だから、運悪く立ったままの人もいる。途中 […]
【佐山拓郎のウグイス谷から】第7回 コロナ禍の中で大切なこと
世の中は縁でできています。 自分にできることを自分なりに行い、積みかさねていくことで、いつしか自分が満たされ、まわりにもそれが広がっていきます。 「情けは人のためならず」とは、縁という仏教の教えからきているのです。 10 […]
【佐山拓郎のウグイス谷から】第6回 われら感謝と報恩の
清濁さまざまなことを遺して、東京オリンピック2020は終了しました。 開催自体への賛否や、新型コロナウイルス感染症の拡大などについての問題もあることは、重々承知しております。 国民が外出の自粛を呼びかけられている中で、外 […]
【佐山拓郎のウグイス谷から】第5回 オリンピックの顔と顔
「♪きっとこの世界の共通言語は 英語じゃなくて笑顔だと思う♪」というフレーズをご存じでしょうか。 高橋優さんという方の「福笑い」という歌です。 誰かが笑っていると、あっという間にその笑顔は伝染し、まるで魔法のように広がっ […]
【佐山拓郎のウグイス谷から】第4回 サブカルチャーと私。
90年代、学生だった私は、「サブカルチャー」にかぶれかけていた。 家の事情で引っ越しをし、小中学校の仲間と離れ、知らない土地で過ごしていたことが関係しているかもしれない。 していないかもしれない。 元々マイナーな方へ流れ […]
【佐山拓郎のウグイス谷から】第3回 さらば、松坂
松坂大輔がプロでデビューした1999年、私はサラリーマンをしていた。 現場から営業に移り、慣れない仕事に右往左往しながら、ふらふらと営業車を運転していたある日の夕方、松坂のデビューのニュースが、カーラジオから流れてきたこ […]