都会の真ん中にあるパワースポット

今回の神社巡りは、新橋にある「日比谷神社」に行ってきました!
新橋にあるのに「日比谷」神社…?と不思議に思われるかもしれませんが、それには訳があります。

元々この神社は400 年以上前、千代田区の日比谷公園内に創建されたのが名前の由来です。
当時は「日比谷稲荷明神(旅泊( さば) 稲荷明神)」という名称でした。御祭神は「豊受大神」と「祓戸四柱大神」。
その後この神社は、江戸城築城の際日比谷御門を造営するために芝口(現在の東新橋)に移動(1606年)→都市計画区割整理の対象となったため、現在の新橋4丁目に移動(1928年)→都市道路計画(環状2号線の建設)により東新橋2丁目に新社殿を造営し遷宮(2009年)されました。

なんと3度のお引越しという珍しい社史をもつ神社なのです。



神社好き・お守り好きの方々には有名ですが、この神社の霊験を表すものとして「奇跡のお守り」があり
ます。
これは3度の遷座を乗り越え、400年の時を超えた今もなお新橋の鎮守として地域の方々に崇敬されている(しかも遷座の度に社殿が立派になっていった)という日比谷神社の歴史そのものの「奇跡」にちなんで作られたお守りです。
たとえピンチが何度やって来ようとも、この日比谷神社のようにそれを乗り越え、成長していくという祈りが込められたお守りなのです。

またもう一つ日比谷神社オリジナルのお守りが「歯守」です。

日比谷神社は神社は昔から虫歯封じのご利益があると言われており、古くから「旅泊( さば) 稲荷明神」と呼ばれていたのにかけて” 鯖” を断って歯の健康を祈願し、ご利益があれば御礼として鯖を奉納する習わしがありました。

厄除け・悪縁切りとしての神社

そしてこの日比谷神社のご紹介の中で今回最も注目したいポイントは、「祓戸四柱大神」がご祭神として祀
られているということです!

祓戸四柱大神は記紀には登場せず、「大祓詞(神事の冒頭で奏上される祝詞の一種)」の中にだけ登場する
神様です。
そのためかお祭りしている神社は全国でも珍しく、東京都で一番知られているのがこの日比谷神社です。
祓戸四柱大神はその名から分かる通り四柱の神様たちをひとまとめとして指しており、それが「瀬織津比売(せおりつひめ)」「速開都比売(はやあきつひめ)」「気吹戸主(いぶきどぬし)」「速佐須良比売(は
やさすらひめ)」の四柱です。
この神様たちの特徴として強大な” 浄化のパワー” を持っていることが挙げられます。

まず瀬織津比売がこの世の災い・罪・穢れを川に流し海へと送ります。
それを海の底にいる速開都比売が飲み込み、気吹戸主が根の国底の国(海の底のさらに底にある国)へ息吹に乗せて放ちます。
最後に速佐須良比売が根の国底の国へ持ち込まれた災い・罪・穢れを消し去ってしまうのです。

つまり日比谷神社は浄化・厄払い・縁切りを祈願するのに最適な神社だということなのです。

罪・穢れを消し去りたい人、なんだか運が悪い人、嫌な人や環境と縁を切りたい人は、日比谷神社にお参
りして「祓戸四柱大神さま、どうか罪・穢を清め流して下さい。
悪縁を消し去って下さい。」とお願いすれば、祓戸四柱大神が悪しきものを消し去り、開運へと導いてくれることでしょう。

浄化・縁切りの神様がおられる日比谷神社は、お参りすればスッキリとした気持ちで新しい生活を送るこ
とができるパワースポットです。
厄払いをしたい、悪縁を切りたい人は一度行ってみてはいかがでしょうか?

日比谷神社アクセス情報

受付時間:9:00〜17:00
〒105-0021 東京都港区東新橋2-1-1
新橋駅 徒歩5分
汐留駅 徒歩3分
TEL 03-3433-2034
https://www.hibiyajinja.net/

Home | 日比谷神社公式サイト

4月より毎週水曜日(年末年始・祝日・ゴールデンウィークを除く)は、社務所の休務日となっております。授与品(お守り・お札など)の頒布、御朱印の受付はしておりません…


関連記事【ここより体験記】

編集部から
「宗教」と「美」は切り離せない?企画展「仏具の世界-信仰と美のかたち-」【ここより体験記】
編集部から
空海御霊跡お砂踏巡礼を体験できる?弘法大師御誕生1250年記念 空海 とわのいのり【ここより体験記】
編集部から
天平仏像七体が東京にやってきた!特別企画「大安寺の仏像」【ここより体験記】
編集部から
初詣に行きたい、都内の寺社仏閣 オススメ6選!
編集部から
築地本願寺「報恩講」に行ってまいりました
法話&コラム
シーズン56号本塁打達成!「村神様」効果で参拝者増の日蓮宗・宗隆寺に行ってきました