ここより図書室

書籍紹介
浄土宗僧侶が詠んだ“破格の句集”|佐山哲郎句集『わなん【和音】』

12月刊行された本書は破格の句集です。すべての句がたのしい。
前作『娑婆(しゃば)娑婆(しゃば)』の解説の中で作家の故小沢信男さんは、佐山さんの作風を見事に披歴していますが、前作から15年、一段と深みとエスプリを増したこの句集は、作者が僧侶としての透徹した境地にあることを十七文字に映します。

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ここより図書室
「仏教的哲学者」の大竹稽先生の新刊、好評発売中!『一寸法師先生!出番です』書評

この本を編集した大竹さんは、「日本昔ばなし」を使った学びを得意としています。
ここより編集長が、以前目黒で住職をしていた頃、大竹さんと一緒に、子供たちへ向けて「日本昔ばなし」と「仏教」そして「哲学」をクロスした学びを行っていました。

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特集
【レシピ本】おうちでできる お寺のごはん 大好評発売中!

オンライン講座「CLASS101」で大好評のレシピを書籍化! NHK『趣味どきっ!』出演で話題!そして、ここよりファミリーでお馴染みの料理僧 青江覚峰師がおくる、五感とこころの根っこ「六根」で作り、味わう「お寺のごはん」 […]

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編集部から
『葬送のフリーレン』お坊さんが読んでみた【漫画レビュー】

マンガ大賞2021にて大賞を受賞した『葬送のフリーレン』という漫画があります。 週刊少年サンデーで昨年の2020年から始まった作品で、「アメトーーク!」の「マンガ大好き芸人」など、テレビで何度か紹介されたので、ご存じの方 […]

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法話&コラム
ほんと、ひと⑤ 『トーマの心臓(萩尾望都)』と、ユミ山本さん

北海道の片隅にある小さなお寺・仁玄寺には、誰かにとっての大切な1冊ばかりを集めた本棚があります。
あなたの『とっておきの1冊』は、どんな本ですか?」

そんな問いから始まる、本と人生とを巡るインタビュー、お楽しみください。

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編集部から
『詩集 わが涙滂々―原発にふるさとを追われて』【書評】(小島力 著/西田書店)

著者の小島力氏は、東京電力福島第一原発事故で全村避難となり、福島県葛尾村を追われた。
避難生活を強いられながら詩を作り、2013年『詩集 わが涙滂々―原発にふるさとを追われて』(西田書店)を出版。
本著について、新聞の取材に対し著者は、
「社会には忘れさせる風潮がある。自分の中でも風化が進む。多くの被災者が疑問を感じない状態に置かれる。書くことで永久に記録を残す」と語る。

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法話&コラム
ほんと、ひと④ 『水木しげるのラバウル従軍後記-トペトロとの50年』と、遠藤卓也さん

北海道の片隅にある小さなお寺・仁玄寺には、誰かにとっての大切な1冊ばかりを集めた本棚があります。
あなたの『とっておきの1冊』は、どんな本ですか?」

そんな問いから始まる、本と人生とを巡るインタビュー、お楽しみください。

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法話&コラム
ほんと、ひと③ 絵本『ちょっとだけ』と、ゆりあさん

北海道の片隅にある小さなお寺・仁玄寺には、誰かにとっての大切な1冊ばかりを集めた本棚があります。
あなたの『とっておきの1冊』は、どんな本ですか?」

そんな問いから始まる、本と人生とを巡るインタビュー、お楽しみください。

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編集部から
『仏心独語』【書評】(長谷川岱潤 著/西田書店)

昭和10年(1935年)に創刊された月刊誌『浄土』(法然上人鑽仰会)。
創刊当時は鉄道弘済会(現キオスク)で『文藝春秋』と売上部数を競ったほどの人気があったという。
著者の浄土宗戒法寺住職 長谷川岱潤師は、この月刊誌『浄土』の編集長を1990年代中頃より、25年間に渡り編集長をつとめられた。
本書『仏心独語』は、この25年間の編集長時代に書き溜められた月刊誌『浄土』編集後記と、自身が住職をつとめる戒法寺のホームページに掲載された法話を含めた、およそ30年間におよぶ256篇を一冊にまとめたものである。

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編集部から
大竹稽さんの『自分で考える力を育てる 10歳からのこども哲学 ツッコミ!日本むかし話』が面白い。

「てらてつ!」の主催、大竹稽先生が、今年7月に『自分で考える力を育てる 10歳からのこども哲学 ツッコミ!日本昔話』を出版されました。

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