目次
夏休みが終わってしまいましたが、まだ読書感想文が終わっていない……。
それどころか、何を読んだらいいのかわからない……。
そんなのんびり屋さんのために、ここよりファミリーが本をおススメいたします!
まだ提出までに時間がある方はぜひ参考にしてください。
もう書き終わった(えらい!)方は、来年の参考に、ぜひ読んでみてください!
ミヒャエル・エンデさんの『モモ』(推薦人1 浄土宗 佐山拓郎)
ミヒャエル・エンデの『モモ』をお勧めします。
初めて読んだ子供の頃から、繰り返し何度か読み返していますが、
大人になってから読むと「時間どろぼう」という言葉にドキッとさせられます。
もう一度、子供に戻って読みたいと思わせる作品です。
後藤竜二さんの『キャプテンはつらいぜ』も好きです。
少年野球を通じて、それぞれの家庭の事情や、
チームワークの大事さなどが描かれつつ、
「キャプテン」という役割の大変さがよくわかるようになっています。
これまた大人になってからも読み返したい1冊です。
佐藤さとるさんの『コロボックル物語』(推薦人2 曹洞宗 藤井隆英)
佐藤さとるさんの「コロボックル物語」は、
北海道に伝わる小人伝説をベースにした夢あふれる物語です。
私は北海道に暮らしていたことがあります。
登山やキャンプが趣味だった私は、
そのため田舎に行ったときに出会うご老人からコロボックルに会ったことがあると何度も聞きました。
コロボックルとは、アイヌ語で「蕗(ふき)の下の人」。
大きな蕗(ふき)の葉っぱに隠れて見つけづらくなっているように、
あなたのそばにもコロボックルはいるかもしれません。
いつかコロボックルと友達になれるように、本を読んで予習してみませんか。
角野栄子さんの『魔女の宅急便』(推薦人3 高野山真言宗 玉置真依)
まずは、ジブリ映画にもなった、
角野栄子さんの『魔女の宅急便』をオススメします。
たった13歳で親元を離れ、
大きな港町で、空飛ぶ宅急便屋さんをはじめる魔女・キキの物語。
登場人物のユーモアあふれる優しさに、包まれてみてくださいね。
岡田淳さんの『選ばなかった冒険―光の石の伝説―』も大好きです。
最初に出会う老人は校長先生、
回復スポットは保健室――いつもの学校によく似たダンジョンがある、RPGゲームの世界。
「ゲームのお約束」のウラにあるものについて、考えさせてくれますよ。
CHIHARUさんの『自分の顔に恋をするI love me』(推薦人4 浄土宗 雫有希)
元宝塚歌劇団男役スターでメイクアップアーティストの
CHIHARUさんの『自分の顔に恋をするI love me』をおススメします。
お化粧やおしゃれとは仏教においてあまり推奨されていないイメージがありますが、
お化粧もおしゃれも根底は「自分を知り、コンプレックスを受け入れ、そして愛すること」なんです。
まさに仏教の教えと通じるものがある気がします。
夏休みといえば学生さんは学校がなくて自由にお化粧ができるチャンス。
だからこそ「整形級メイク」とか「盛れるメイク」ではなく「自分を愛するメイク」で自分を愛せるような人になってほしいなと思いました。
今回は以上です。
今後も「ここより」ファミリーならではの推薦図書を発していきますので、
ぜひチェックしてみてくださいね!
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立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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