【折兄さんの食縁日記】第８回 ～ハワイ出張日記～後編

仕事終わりのハワイ：ルアウ文化と心地よい音楽

さて、ちょっと気分を変えて仕事終わりの話を書いてみましょう
基本的にハワイの人はパーティが大好きです。
なんせルアウ（Luʻau）文化 があるハワイでBBQに命をかけるアメリカと飲み会大好き日本を加えて100年ほどじっくり煮込んだわけですからそりゃもう歌と会話と食事と酒が大好きになります。
なのでハワイのローカルな飲み会（店ではなくコミュニティなどで行われる）では誰か一人は楽器を持ち、程よく場が進むととても自然にメロディが流れます。

元々歌や踊りに宗教的な意味合いをもつハワイだからなのか、サンセット後の曲はゆったりした曲調がとても似合います。
現地の曲ももちろんあるのですが、コミュニティの関係かこの日は日本の古い曲もよく歌われました。

こういう飲み会は観光エリアではまず経験出来ませんから、新鮮で楽しい経験になりました。
（まぁこの時点で時差ぼけ＋過労ですぐ酔って寝ちゃったんだけどね；）

カンファレンス最終日：大般若の響きと輪になる盆踊り

カンファレンス最終日は別会場で昼食会が行われます。
数日間の研修を終えての慰労会ですが、普段バラバラな場所で生活をしているメンバーの交流の場でもあるので、食事前にスピーチやお寺にゆかりにあるバンドの演奏があります。

その中に今回のカンファレンスで臨時講師をした祈祷法要があり、今回出演させていただきました

日本式の大般若法要で、上殿後は立参拝、般若心経、大般若、回向と最もシンプルな構成となっております。
が、大般若の時の声量は日本以上でした。
昼食はビッフェ形式でハワイアン要素が強めの洋食
甘いものも大好きなハワイのビッフェはケーキも豊富です。
パーティの終わりに参加者全員が輪になって盆踊りをしました。
日本だと珍しいかもしれませんが、ハワイでは（特に日系コミュニティでは？）盆踊りはかなりポピュラーです

皆が笑顔で、ゆっくりと、だけど明るい曲調と振付を見様見真似で踊りながらハワイのカンファレンスは終了となります。

繋がりへの感謝：ハワイで生まれた不思議な「縁」

この穏やかで明るい、だけど日本人の私にはどこか懐かしいハワイのローカルカルチャーが私は大好きです。

宴の後、今回初めての居酒屋でささやかな慰労会をしました。
参加者には修行道場の先輩や同期もいます、初めましての人もいます
この不思議な縁のどれかが芽を出し、私の知らないところで育ち、またどこかで実を結んで花開くことが今から楽しみです。

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