故人のスマホ、そのままにして大丈夫？ 主要SNS・サブスクの「死後の手続き」完全ガイド

Facebook（フェイスブック）

Facebookには、故人のページを友人たちが集う場所として残せる機能があります。

• 追悼アカウントへの移行 ご遺族や友人の申請により、プロフィールを「追悼アカウント」に切り替えられます。故人の投稿や写真はそのまま保存され、「追悼」という言葉が表示されます。
• アカウントの削除 ご遺族の希望があれば、アカウントを完全に削除することも可能です。
• 【生前の備え】追悼アカウント管理人 生前に「追悼アカウント管理人」を設定し、死後のページ管理（追悼投稿の固定表示など）を信頼できる人に任せることができます。

Instagram（インスタグラム）

• 追悼アカウント 申請に基づきアカウントに「追悼」マークが付与されます。投稿はそのまま保存されますが、フォロワー数などは固定され、「発見」タブなどに表示されなくなります。
• アカウントの削除 死亡証明書などの公的な書類を提出することで、アカウントの完全削除も受け付けています。

X（旧Twitter）

• アカウントの削除のみ 現在、Facebookのような「追悼機能」はありません。 ご家族または法定代理人が申請することで、アカウントを削除（停止）できます。申請には、死亡証明書や申請者の本人確認書類が必要です。

LINE（ライン）

• 自動削除の可能性 公式に定められた「死後手続き」はありませんが、長期間利用がない場合、システム側で自動的に削除される可能性があります。
• 削除申請 トラブルを防ぐために確実に削除したい場合は、ご遺族が必要に応じてサポートへ連絡し、削除申請を行うことができます。

Netflix / Amazon Prime

• 基本は「決済停止」で解約 利用者が亡くなり、登録しているクレジットカードや銀行口座が凍結・停止されれば、支払いができなくなり、契約も自動的に終了します。
• 即時の対応 ご遺族がカスタマーサポートに連絡することで、手動でのアカウント停止や削除も可能です。

Apple（iCloud・Apple Musicなど）

iPhoneユーザーにとって最も重要なのがApple ID（iCloud）です。ここには写真や連絡先など全てのデータが詰まっています。

• デジタル遺産プログラム（Legacy Contact） 生前に「信頼できる連絡先（家族など）」を登録しておく機能です。これを設定しておくと、持ち主が亡くなった後、指定された人がデータへアクセスし、写真を取り出したりアカウントを削除したりできます。

Google（Gmail・YouTube・Googleフォトなど）

Androidユーザーや、Gmailをメインに使っている方にとって重要です。

• アカウント無効化管理ツール 「一定期間（例：3ヶ月）使用されなかった場合」の動きを生前に予約できます。 信頼できる相手にデータを通知して引き渡したり、アカウントを自動的に削除したりする設定が可能です。