「思ったほど安くなかった」

葬儀のコンパクト化が進んでいますが、その理由のひとつに費用を抑えたいという葬家のニーズがあります。
近年はネットの比較サイトで葬儀費用が簡単に調べられ、葬儀社を選べますが、葬儀が終わってみたら「思ったほど費用を抑えられなかった」との声を聞きます。

葬儀費用で、見逃されがちなのが火葬に関わる費用です。
というのは、比較サイトに出てくる葬儀費用は、お葬式にかかる費用のみで、火葬にかかる費用は別な場合が多いのです。



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東京の火葬料は斎場により2万~3万円違う

東京23区で火葬する場合、火葬場によって料金が違ってきます。
都下や他県の火葬場はほぼ公営ですが、23区は9斎場の内、7斎場が民営のため、火葬料が割高になります。
ちなみに都営の瑞江葬儀所の火葬料は59,600円ですが、民営の場合8万~9万円です(休憩室代等は別料金)。

費用を抑えるなら都営の火葬場にすればいいのですが、
瑞江葬儀所は、

江戸川区にあり、城北、城西地区に住んでいる方には遠い

移動に時間とコストがかかる

火葬待ちが1週間以上になることがある

ご遺体の安置にコスト(ドライアイス代や保棺料)がかかる

という悩ましい問題があります。

オフピークの火葬炉を狙う

民営の斎場も火葬待ちが2~3日になることがありますが、瑞江葬儀所ほどではありません。
都営と民間の火葬料の差は、2万~3万円。
移動や保棺コストを考えると民間の方が安くなるケースがあります。
また、1日の火葬炉の混雑具合ですが、11時~13時がピークで、朝9時や15時の時間帯は空いています。

火葬料を抑えるなら、

料金が安い都営

都営が混んでいる場合は、民営の空いている時間帯を狙う

の2つがあります。
なお、都営、民営以外に、臨海斎場があります。港区、品川区、目黒区、世田谷区、大田区の5区が共同で設置し運営している火葬場です。
上記5区の方とそれ以外の方では、火葬料が異なります。
5区の方は44,000円、それ以外の方は88,000円です。

火葬場の予約は葬儀社が行うので、火葬料を抑えたい場合は、上記を考慮しながら、相談することをお勧めします。



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