11月某日、数十年ぶりに書道を習いました

筆はおろか字を書く機会すら減ってしまっている今日この頃。
ご縁あって書道を習う機会に恵まれました。

まずは先生よりお預かりした見本をもとに、自分なりに書いてみます。

お題は正信偈より、
 「帰命無量寿如来」
 「南無不可思議光」

筆で字を書くのは数十年ぶりでしょうか。
何ともいえない緊張感。とにかくゆっくり丁寧に、丁寧に書いてみます。

“書き順”を改める

かつて(小学生の頃?)、しっかり習ったはずの“書き順”ですが、いつからか間違ったまま身体に染み付いてしまったようで…違った書き順で筆字を書くと、形になってあらわれます。不自然でカッコ悪い。

先生にご指摘いただき、間違った書き順を改めます。
が、癖でついつい。
強く意識して改めます。
が、ついつい。
さらに意識して改めます。
繰り返し、繰り返し、身体に染み込ませます。

力の強弱と筆の使い方で文字に表情をもたせる

書き順を正し、丁寧に、丁寧に書くことで字の形は整ってまいりました。

が、「字に表情がなく面白くない」

線に強弱がなく太さが均一な上、筆の当て方、流し方に変化がないため字が無表情。
先生より、「強く入り、弱く流れ、しっかり止まる」「筆全体を生かす」をご指導いただきます。

字に表情が出てきたかと…
わずかながら最初と比べると上手になりましたか(?)

長年字を書くことに強い劣等感を持っていた私。
先生の「褒めて伸ばす」がマッチしまして、自信を持つことができました。

これ以来習字が楽しくなり、少しでも時間がある時は筆で書く練習をしております。

貴重な体験をさせていただきました。
この度のご縁にも感謝、感謝で御座います。

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