「ここより賞」選考中
「タモリ倶楽部」など、さまざまなメディアで紹介され、回を追うごとに注目度が増している、「輝け!お寺の掲示板大賞」。 5回目を迎える今回、「ここより賞」が新設されたことは、以前お伝えしました。
栄えある、「初代ここより賞」を決めるべく、「ここより」では今回、選りすぐりのメンバーを集めました。
チーフ・エディター 佐山拓郎
仏教的哲学者 大竹稽
高野山真言宗 玉置真依
臨済宗 向井真人
浄土宗僧侶。ここより編集長。大正大学卒業後、サラリーマン生活を経て、目黒の五百羅漢寺へ転職。2014年より第40世住職を務めていたが現在は退任。ジブリ原作者の父の影響で、サブカルと仏教を融合させた法話を執筆中。
哲学者、教育者。旭丘高校から東京大学理科三類に入学。大手予備校に勤務しながら子供たちと哲学対話を始める。三十代後半で、再度、東京大学大学院に入学し、フランス思想を研究。東京都港区三田や鎌倉での哲学教室、教育者としての活動は学習塾や、三田や鎌倉での作文教室を開催中。
高野山真言宗仁玄寺副住職。“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」の事務局員。宗派を超えた道内寺院関係者の集い「てらつな」運営にも注力。
臨済宗妙心寺派長光山陽岳寺副住職。御朱印あつめ、檀家-DANKA-、浄土双六ペーパークラフト、などのお寺ボードゲームを企画制作している。
この4名で、現在鋭意選考中です。
すでに候補作品もいくつか挙がっておりますが、正式発表まで公表できません。
なので、ここでは、4人の選考委員が、それぞれの選考ポイントを発表いたします。
佐山拓郎選考ポイント
・説経くさくない(読んだときに「うるせえよ」と言える作品は避ける)
・ビジュアル面も大事(字の上手さ、写真の上手さなども考慮)
・オリジナリティ
・短めでさっぱりと
・直筆
・解釈に含み
大竹稽選考ポイント
・「教え」をダイレクトに伝えるのではなく、ほんのり香らせている程度のもの
・「たしかに!」という気づき
玉置真依選考ポイント
・仕事の人間関係や、推し活などでしんどいことがあったときに「ぐっ」または「じーん」と来そうなもの
・仏教の知識ゼロで読めるもの
・受け手のメンタルに感想が左右されないもの
向井真人選考ポイント
・「ここより」であるため、足元を見つめたものがいいのかな
・視点を変えてくれるような
以上のポイントをもって、「ここより賞」候補を3作品選出し、仏教伝道協会までお送りしたいと思います。
12/5(月)の発表まで、選考のようすをお伝えすることも難しいので、選考会で生まれた、いくつかの「名言」を少しだけ先行公開して、今回の記事を終わります。
佐山「よく考えたら、掲示板ってそもそも説教くさいものだった」
大竹「気づき、というか、気づかせるパワーを感じます」
向井「禅では、表面では厳しい言葉を投げかけながらも、実際には言葉のウラで相手を尊重し、評価する意を込める言いまわしをすることがあります」
玉置「推し活はツラいこともあるけど、推せる幸せもあるんですよね」
大賞発表後、またお会いしましょう。
12/5(月)、あなたは歴史の目撃者となる!
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立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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