平和への願いを込めて

2025年(令和7年)9月18日、本年は戦後八十年という大きな節目の年を迎えました。
この日、浄土真宗本願寺派(西本願寺)より、東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて「第45回 千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」が執り行われました。

ご門主様のご親修のもと、多くのご縁ある方々とともに、念仏の声をあげ、戦没者のご冥福と世界の平和を祈念いたしました。

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平和への願いを胸に

私たちが生きるこの世界は、いまだ争いや対立が絶えず、人と人との間に不和が広がっています。
こうした現実を前に、親鸞聖人の本願の教えに立ち返り、念仏者としての歩みを新たにすることの大切さを、あらためて心にいただく一日となりました。

「自他ともに心豊かに生きる社会」とは、どのような世界でしょうか。

他を思いやり、互いを支え合う中で、念仏の響きが人々の暮らしに根づいていく社会――。
それこそが私たちが目指すべき世界ではないでしょうか。

この法要を通じて、私たちは再び平和への願いを深く刻みました。
浄土真宗の教えのもと、お念仏が響き合う宗門をめざし、次の世代へとその願いを受け継いでいきたいと念じております。

宗門関係学校生の作文表彰

本年の法要にあわせて、宗門関係学校の生徒を対象に、「いのちの尊さ」「非戦・平和の大切さ」をテーマとした作文募集が行われました。

多くの若い世代が真摯に平和への思いを綴ってくださり、その中から最優秀作品として以下の二作品が選出されました:

  • 中学生の部
     国府台女子学院中学部・山本麗菜さん
     「戦争のない世界へ」
  • 高校生の部
     相愛高等学校・木津喜乃さん
     「生きた証」

れぞれの作品には、未来を担う若い心からあふれる平和への願いが込められており、私たち大人が深く受け止めるべき大切な問いかけが響いておりました。
このような若き声に耳を傾け、共に歩んでいくことこそ、平和を築いていく力となるのではないでしょうか。

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