柴田 眞教
浄土真宗の葬儀で「清めの塩」をなぜ出さないのか
会葬礼状に「お清めの塩」の小袋が添えてあることがあります。
これは通夜や葬儀から自宅へ帰宅し、家の中へ穢れを持ち込まないという理由で、玄関先にてその小袋に入っているお清めの塩を身体にかける。この風習は神仏習合という歴史から、神道の習俗が入ったものです。
「いのちの尊さ」と「非戦・平和の大切さ」|第44回「千鳥ケ淵全戦没者追悼法要」に行ってきました。
浄土真宗本願寺派は、戦争で命を失ったすべての方々を追悼し、戦争の悲劇を繰り返さないという平和への強い決意を新たにするため、1981年から毎年、東京・千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「全戦没者追悼法要」を執り行ってきました。
大切な人を亡くした遺族が、その死の悲しみを受け入れるために|グリーフケアという考え方
現代社会では、核家族化が進み、身近な人の死を受け入れる経験が少なくなり、戸惑うばかりです。
大切な人が亡くなってからも遺された家族とのつながりは、綿々と続いています。
一年の計は元旦にあり。浄土真宗のみ教えより、お正月について
新型コロナウイルス感染症に悩み、ここでも諸行無常、うつろいゆく世の中の厳しさを肌で感じた昨年でした。そして、お正月に際し、一年の計は元旦にありと伝わります。この一年はどのような年となるのでしょうか。拝読 浄土真宗のみ教え […]
共に生きる世界を目指して ~ロシア・ウクライナ問題に寄せて~
浄土真宗本願寺派高岡教区寺族青年会の鸞翔会より発刊されている「南無/numu」を目にする機会にめぐまれた。サブタイトルは「マヒした心を解きほぐす。しっかりと仏教の目から釈尊の言葉を引用して、ロシア・ウクライナ問題を取り上げ私たちに問題を投げかけてくれている。
両親を同時に亡くした。お坊さんのコラム
両親の 死 と 後生の一大事 今年の初め、母が84年の人生を終え浄土に往生した。 そしてその10日後、父も90年の人生にピリオドをうち浄土へ往生した。 気がつくとこの約一年あまり、新型コロナウイルス感染症の影響で、両親揃 […]
お坊さんが今伝えたい 煩悩を超えた仏の教えとは
泥中より咲く蓮華 浄土真宗の信心は、よく「泥中より咲く蓮華」にたとえられます。 ここよりファミリーの、雫さんのコラムタイトルにもなっている言葉ですが、「泥」とは、自らの煩悩に翻弄された己れの姿を表しています。 自分のおも […]
お坊さんが伝える!秋のお彼岸に咲く彼岸花とは
お坊さんが伝える!秋のお彼岸に咲く彼岸花とは 皆様はじめまして。 「ここより」で初めてお話させていただきます、浄土真宗本願寺派僧侶であり「ここより」オウンドメディアプロデューサーをしております、釋眞教と申します。 ここよ […]