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皆さま、初詣に行く寺社仏閣はお決まりでしょうか?
「ここより」では、昨年講評をいただいた、「初詣に行きたい都内の寺社仏閣」を再掲載いたします。
人気ドラマ「VIVANT」で話題になった「神田明神」をはじめ、有名寺社をピックアップしていますので、ぜひご参照ください。
皆さまの2024年が、よりよい年になりますように。

来年のことを言うと鬼が笑うと申しますが、今から考えておきたいこと、それが初詣です!

初詣という言葉が広がったのは大正時代頃。それ以前は、その年の恵方に位置する神社仏閣へと行き、歳神様に年始のご挨拶のお参りをする「恵方詣り」が一般的でした。しかし明治以降、鉄道や移動手段が発達すると恵方だけではなく有名寺社へとお参りに行く人が増えてきました。時代とともに年始めのお参りも形式が変わっていったのですね。

ということで、来たる年始めに行きたい都内寺社仏閣6つをピックアップしてみました!

お寺編

台東区浅草「浅草寺」(せんそうじ)


初詣スポットお寺編の最初は「浅草寺」(台東区)です。創建は628年(飛鳥時代)、1300年の歴史を持つ東京都で最も古いお寺です。
もし行ったことがなくても、浅草寺雷門の大提灯はほとんどの人がテレビや写真ででも見たことがあるのでは?

浅草という場所柄、観光寺としても大人気なのは知られていますね。正月三が日は交通規制が実施されるほどの混雑が毎年恒例となっています。同じく有名な浅草神社はすぐ隣ですので、移動せずすぐにお参りできるのも嬉しいところです。

浅草寺は山門から本堂のある境内までに仲見世商店街があるので、お参りしたあとは商店街を見ながら出るのも楽しみのうちですね。もちろん人出の多さは並大抵ではありませんが、お正月だけの特別な店先が見られる年に一度の機会です。

浅草寺 アクセス情報

〒111-0032 東京都台東区浅草2丁目3−1



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港区芝「大本山増上寺」(ぞうじょうじ)


一年の最初に都会の真ん中でまばゆい「映え」を体験したいなら「増上寺」(港区)がオススメ。
増上寺のある場所は東京タワーのすぐ側ということで、夜になればライトアップされ、辺りがきらめくフォトスポットになっています。SNSにあげればTLの中で一際目立つ事ができるかも!

また増上寺は徳川家康が江戸に入府した時、最初に参詣したお寺と言われており、江戸時代には徳川家の菩提寺でもありました。そのことから勝運のご利益があるといわれますので、ここはひとつ2023年の勝負運を願ってみたいものです。大晦日から正月にかけては浄焚会(じょうぼんえ)・修正会(しゅしょうえ)・正月初祈願など様々な法要・ご祈願が行われるので、混雑具合の様子を見ながらお参りしたいですね。

大本山増上寺 アクセス情報

〒105-0011 東京都港区芝公園4丁目7−35



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八王子市高尾町「高尾山薬王院」(やくおういん)


最後のご紹介は、「高尾山薬王院」(八王子市)です。
高尾山は標高600m、都心から約1時間あまりでアクセス可能な気軽に登山できる人気の山ですが、ここに鎮座する「薬王院」が西東京でも一・二を争う人気初詣スポットなのです。

髙尾山薬王院有喜寺は744年(奈良時代)、東大寺の大仏建立なども手掛けた行基によって開山されました。真言宗智山派の大本山であり、成田山新勝寺・川崎大師平間寺と並ぶ関東三大本山のうちのひとつです。御本尊は「飯縄大権現」。高尾山は遥か昔から修験道の山として知られており、実際の修験者たちの神聖な修業の場として栄えただけでなく、天狗伝説の地としても有名です。高尾山口駅を降りて入山すると、天狗の像やオブジェが至るところにあり、長い歴史の中、この地に於いて馴染み深い存在であったということが伝わってきます。

薬王院から2~30分ほど登れば高尾山山頂へと行けますので、初日の出を拝んでからお参りすることも可能です。晴れていれば、富士山はもちろん、江ノ島やスカイツリーも遠く見えるそうですよ。
注意してほしいのが、高尾山は自然に囲まれたれっきとした山ですので、かなり寒さが厳しいということです。出来うる限りの完全防寒装備で臨みましょう。山歩きと体力に自信のない方は無理せず是非ケーブルカーを利用することをおすすめします。

高尾山薬王院 アクセス情報

〒193-8686 東京都八王子市高尾町2177



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神社編

渋谷区代々木「明治神宮」(めいじじんぐう)


まず、東京で初詣といえばやっぱりココ!「明治神宮」(渋谷区)です。

1920年(大正9年)、明治天皇・皇太后を祀るために創建された神宮です。
初詣参拝者数は首都圏エリアで堂々の1位!明治神宮は人の多い都会の真ん中にあり、徒歩5分以内に4つの駅があり、6つの路線からその駅に行くことができるという、非常に恵まれた立地条件にあるのです。

大晦日の深夜から元旦にかけては都内で多くの電車が終夜運転を運行しており、初日の出を明治神宮で迎えたい人から忘年会からそのまま来た人まで様々な人達が集まってくるというわけです。初詣参拝者数1位の座は当分動きそうにありません。

明治神宮 アクセス情報

〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1−1



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千代田区外神田「神田明神」(かんだみょうじん)


次は「神田明神」(千代田区)です。
江戸総鎮守である神田明神はまさに江戸っ子達の氏神様とも言える神社ですが、もちろん周辺地域だけでなく遠方からもお参りする人が絶えない有名神社です。

2023年は人気ドラマTBS系『日曜劇場 VIVANT』ロケ地として話題となりました。

平将門公をお祀りしていることでも知られていますね。秋葉原が近いということでいろんなアニメとコラボしたり、またIT情報安全守護お守りがあったりと、由緒ある伝統を大切にしながらも常に新しい風を取り入れ続けるこの姿勢が永く江戸っ子に愛される由縁なのでしょう。

神田明神 アクセス情報

〒101-0021 東京都千代田区外神田2丁目16−2



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府中市宮町「大國魂神社」(おおくにたまじんじゃ)


そして、都心から少し離れた府中市にあるのが「大國魂神社」。
ここは武蔵国(現在の東京・埼玉・神奈川を含む、明治以前に定められていた地域)の総社ですので、該当地域の人は初詣に限らず土地を治める神様にご挨拶に伺うのもいいのではないのでしょうか。
またこの社内で六所の神様(小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神)をお祭りしたことから六所宮とも称せられるようになりました。

この大國魂神社(六所宮)に独特なのが、通常は神社の本殿と鳥居は南向き(もしくは東向き)ですが、ここは本殿と鳥居が北向きだということ。同時に狛犬の位置も逆だったり他にも変わったところがあったりする、ちょっと珍しい神社なのです。

大國魂神社 アクセス情報

〒183-0023 東京都府中市宮町3丁目1

一年の計は元旦にあり。年の始めには神仏に手を合わせ、昨年一年間見守っていただいたお礼と、来たる新しい一年へのご挨拶をして心を清めてから歩み始めるのはとても良いことだと思います。地域の氏神様や家の菩提寺にお参りすると共に、家族や友人と一緒にお出かけも兼ねて賑やかな初詣にでかけてみるのはいかがでしょう。



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