修正会とは

新年を迎える1月に、神社に初詣に行かれる方も多いのではないでしょうか。

仏教寺院ではお正月を迎えた法要、修正会が各寺院で執り行われます。

その修正会について今回はご紹介してまいります。

修正会とは寺院によって異なりますが、一般的には1月1日から1月7日まで執り行われる法要です。

もともと修正会は修正月会と呼ばれており、前年の行いを悔い改め心身を正し、新年を健やかでいる事を祈ること、「正す月に納める法要」が意味とされています。

前年の大晦日に煩悩を除く事を願って慣らされる除夜の鐘についてはこちらで紹介しています。
〈お寺でつかれる除夜の鐘 煩悩の数の鐘をつく回数と意味は?〉



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修正会の歴史

修正会は中国から伝わってきたものとされています。

中国で行われてきた新年を迎える行事で、その後日本にも伝わり、新年を迎えた際に執り行う法要となりました。

日本に伝わった当初は悔過会(けかえ)と呼ばれ、三宝である仏・宝・僧に懺悔をし、穢れを払い、当年の安穏豊楽を祈願するものとされていましたが、後に様々な寺院で執り行われているような修正会へと変化し広く広まっていきました。

修正会での参拝

修正会は多くの寺院では1月1日から1月7日までの間に執り行われます。

ただし、宗派や寺院によって日時が異なりますので各寺院にお問い合わせください。

また近年では新型コロナウイルスの影響からライブ配信や動画配信を行っている寺院も増えてきています。

本来であれば、寺院に訪れ、手を合わせ、新年のお祈りをしたいところではありますが、ライブ配信で手を合わせるのはいかがでしょうか。

〈浄土宗 修正会〉
https://jodo.or.jp/everyday/event/syusyoue/

仏教のお正月 修正会を紹介 まとめ

今回は仏教のお正月 修正会についてまとめました。

新年を迎えた1月。
神社にお参りに行かれる方も多いかと思いますが、お寺に訪れ、前年の行いを悔い改め心身を正し、新年を健やかでいる事を祈るのはいかがでしょうか。

また普段は聞けないお経や法話を聞くこともできます。

ぜひ近隣のお寺の修正会の情報をチェックしみてください。

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