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仏教を英語で学ぶ会2024がスタートします!
「仏教を英語で学ぶ会2024」はその名の通り英語という言語を通して学ぶことで仏教の理解を深めることを目的とした講座です。

「仏教を英語で学ぶ会」とは?

仏教を英語で学ぶと聞くと「なんでそんなことをしないといけないの?」と思う人は多いのではないでしょうか。
しかし、仏教を英語で学ぶと、日本語で学ぶより明確に理解できたり、はたまたそれまでの理解が崩れたりといった学びが得られます。

ここでは簡単な例を出してみます。

布施は英語でどのように訳せるのでしょうか。
Donation(寄付)でしょうかGiving(与えること)でしょうか。
本講座では布施をSelfless Givingと訳します。
つまり「Selfless」(=私心のない)な贈与という意味が含まれた英訳です。
このように英語に変換するには布施の意味をつかみ表現する必要があります。
「英語通して学ぶ」ということはこの様な手順を踏んでいくことになるため、より明確な理解が育まれていくわけです。

次に別の例を出してみます。
「悟り」という仏教用語を訳すには
Enlightenment
Awakening
Realization

という3単語が想定されます。※つまりどれも「悟り」の英訳として使用できます。
しかし、これらの単語にはそれぞれ
Enlightenment (閃き的)
Awakening (能動的)
Realization (受動的)
というニュアンスが含まれており、英訳するには表現したい「悟り」の内容にまで踏み込んで考えなければなりません。
このように英語を通すと考えなければいけないことが増えたりもします。

明確になったり、むしろ複雑になったりということを繰り返していく内に受講者は仏教についてあれこれと考えるようになる、、、というのが本講座です。
※特に4月から始まるPART1は基礎編なので、特に上記のようなことを講座の軸としています。

今年度はPART1ではお釈迦さまの仏教、PART2では大乗仏教、PART3では日本の仏教を取り上げます。
基本的に英語力は問わない講座で、日本語と英語を併用しますので、お気軽に参加いただけます。



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開催概要

日 時 : 各月 (4月~12月)1回 / 18:30-20:00
会 場 : 仏教センタービル(東京都港区4丁目3-14)/オンライン同時開催 ※ZOOM を使用
参加費 : 各PART(講義3回)6,000円/全PART(講義9回)13,500円
学割:各PART 4,500円/全PART 10,000円
※会場・オンライン共に要事前申込/事前支払
定 員 : 会場60名/オンライン 100名
※見逃し配信あり

講座内容

PART1 英語で学ぶ「はじめての仏教」

講師:大來尚順 氏(浄土真宗本願寺派 超勝寺 住職)
Class1 「ブッダが考えた苦しみ」4月25日(木)
Key terms : 仏陀 / 四苦 / 出家 / 中道
Class2 「ブッダの目覚め」5月23日(木)
Key terms : 四聖諦 / 四法印 / 八正道
Class3 「ブッダの教え」6月13日(木)
Key terms : 縁起 / 煩悩 / 法句経

PART2 英語で学ぶ大乗仏教

講師:リサ・グランバック 氏 (龍谷大学非常勤講師)
Class1 「大乗仏教とは?」7月25日(木)
Key terms : 仏 / 菩薩 / 阿羅漢
Class2 「大乗仏教の悟り」8月22日(木)
Key terms : 悟り (正覚) / 菩薩行
Class3 「大乗仏教の世界観」9月26日(木)
Key terms : 浄土 / 往生

PART 3 英語で学ぶ日本の仏教

講師:伊藤 真 氏 (東洋大学・大正大学など 非常勤講師 / 親鸞仏教センター 嘱託研究員 / 翻訳家)
Class1 「仏教伝来から神仏習合まで」10月10日(木)
Key terms : 仏と神の対立・融合・分離/ 本地垂迹説
Class2 「禅と日本文化」11月11日(木)
Key terms : 東アジアと禅/教外別伝/日本の禅文化
Class3 「浄土の情景」12月12日(木)
Key terms : 東アジアと浄土教 / 六道絵と来迎図 / 他力の思想

※上記日程は変更となる場合がございます。



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講師プロフィール

大來 尚順 (おおぎ しょうじゅん)
浄土真宗本願寺派 超勝寺 住職/翻訳家
龍谷大学卒業後、米国仏教大学院にて修士号を取得。その後、ハーバード大学神学部研究員を経て帰国。僧侶として以外にも通訳や仏教関係の書物の翻訳も手掛け、執筆・講演等、活動の場を広く持つ。2019年龍谷大学奨励賞を受賞。

リサ グランバック
龍谷大学非常勤講師
スタンフォード大学博士号取得。専門は仏教学・日本宗教。日本中世における神仏習合、宗教と食、宗教芸術などを幅広く研究。現在は龍谷大学講師を務める。

伊藤 真(いとう まこと)
東洋大学・大正大学など 非常勤講師 / 親鸞仏教センター 嘱託研究員 / 翻訳家
1988年、京都大学大学文学部哲学科卒業(社会学専攻)。
2012年、佛教大学大学院博士課程修了(仏教学専攻。博士[文学])。東洋大学・大正大学ほか非常勤講師。親鸞仏教センター嘱託研究員。専門は東アジアの華厳思想、地蔵経典、近代日本仏教思想など。また、翻訳家として国際問題・現代史などのノンフィクションを訳出。

主催:公益財団法人 仏教伝道協会

▼▼お申し込みはこちらから▼▼
https://www.bdk.or.jp/event/organization03.html
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