この記事の監修者

監修:柴田眞教

浄土真宗本願寺派 僧侶 教師
立正大学仏教学部卒業。株式会社エス・アイ・ピー代表取締役。Webサイトここよりの立ち上げにも従事。僧侶兼経営者目線で日々さまざまな情報を発信。

「おしえて! お西さん(浄土真宗本願寺派)のトリセツ」では、知ってそうで知らなかった「お西さん」をお伝えします。

第1回は「数珠」(念珠)について。

お仏壇の前やお墓参り、葬儀や法要の場で手にする「数珠」(念珠)。

そもそも「数珠」ってナニ? 知ってそうで知らなかった「数珠」(念珠)について解説します。

数珠は、仏さまとつながる法具

数珠は仏前で礼拝するときに用いる大切な法具です。

浄土真宗では「念珠(ねんじゅ)」と言います。

数珠は、もともと念仏の回数を数える際に用いられるものと言われてきました。

しかし、浄土真宗では、煩悩の身をそのままお救い下さるみ仏(阿弥陀如来)を仰ぐ法具として、礼拝のときに、必ず両手にかけて合掌します。

数珠はみ仏を思い起こすご縁(よすが)となりますので、仏前だけでなく、常に携帯して、うれしいときも、悲しいときも、お念仏することが大切です。

そんな大切な法具を、無造作に投げだしたり、畳の上に直接置いたりしないよう、丁寧に取り扱いましょう。

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