現代アート作品をフルーツやキャンディ、クリームで製作する作家の渡辺おさむ氏が手がけた白象が、お釈迦様の誕生をお祝いする花祭り(4/8)に向け、稲荷山雙輪寺に奉納されました。

花まつり(灌仏会)」について

花まつりとはお釈迦様の誕生を祝う仏教行事で、正式には灌仏会(かんぶつえ)」と言います。
お釈迦様の誕生日は、現在では紀元前463年、または紀元前565年の4月8日と言われます。
※中国暦やインド暦によっても日付が異なる場合もあります。

仏教を開かれたお釈迦様の誕生日を祝う行事の為、宗派を問わず共通して執り行われます。

花祭りでは法要に加えて、「花御堂(はなみどう)」(花を飾った小さなお堂)を作り、中に誕生仏と呼ばれる仏像を安置します。
誕生仏とは、お釈迦様が誕生した姿を表したとされる像です。
お釈迦様はルンビニー園にある無憂樹の下で花を取るため右手をあげたマーヤー夫人(母)の脇の下から生まれたとされています。
そのまま7歩あるき、右手で天を、左手で地を指差し、この天地をさす姿を像にしたのが、誕生仏とされます。

この誕生仏に甘茶を柄杓ですくい、誕生仏にかけます。
甘茶をかけることは、お釈迦様が誕生した時に甘露の雨が降り注いだことになぞらえて行われています。

渡辺おさむ氏制作の白象、稲荷山雙輪寺へ奉納

今回、稲荷山雙輪寺で執り行われる花まつりに向け、渡辺おさむがスイーツデコレーションで制作。
お釈迦様が誕生した時に、甘露の雨が降って天が祝福したという伝説にふさわしい、スイーツで全身をデコレーションされた甘い祝福のイメージの白象作品を制作されました。
渡辺おさむ氏の白象作品は、毎年4月8日の花まつりの日のみ稲荷山雙輪寺にて公開される予定です。

渡辺おさむ氏について

2003年東京造形大学デザイン学科卒。
スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者として多くのメディアに取り上げられている渡辺氏。
その作品は、海外でも注目を集め、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ、韓国などでも個展が開催されています。
渡辺おさむホームページ: http://watanabeosamu.tokyo

稲荷山雙輪寺花まつり概要

日時 :4月8日 10時頃~15時30分頃迄
場所 :稲荷山雙輪寺
所在地:千葉県市川市稲荷木3-10-2

引用:https://www.atpress.ne.jp/news/350521

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