仏教伝道協会より第31回BDKシンポジウム「仏像の美-なぜ人は祈るのか」
「BDKシンポジウム」は様々な分野で活躍されている方にご講演いただき、広く一般の皆さまに新たな視点から仏教について考えていただくことを目的としており、これまでに多くの著名人や仏教学者が登壇されました。

この度、「仏像の美」をテーマにBDKシンポジウムを2023年3月4日(土)に開催することとなりました。芸術作品でもなく、単なる宗教的な記号とも違う仏像の持つ魅力、そして私達に祈りや救いをもたらす力について下記の講師と講題を以て考えるシンポジウムです。

「宗教的偶像の美~信仰から生まれる美しさ」
岡田 靖(東京藝術大学 大学院美術研究科文化財保存学専攻 保存修復彫刻 准教授)

「芸術と祈りの融合~祈りのかたちとは」
加藤 巍山(仏師 彫刻家)

「仏像の模刻~追体験としての彫刻」
小島 久典(東京藝術大学 大学院美術研究科文化財保存学専攻 保存修復彫刻 助教)

「仏像に会う」
西山 厚(奈良国立博物館名誉館員・東アジア仏教文化研究所代表)

信仰・芸術・歴史、、、さまざまな要素から成立する「仏像の美」について、講師それぞれの視点から語っていただきます。※最後には講師4名によるクロストークもございます。

皆さまのご参加をお待ちしております。参加申込は下記のリンクからお願いいたします。https://www.bdk.or.jp/event-2/symposium31.html

概要

第31回BDKシンポジウム 「仏像の美-なぜ人は祈るのか」

日時:2023年3月4日(土)13:00-16:00
会場:仏教伝道センタービル8階「和」(東京都港区芝4-3-14)、オンライン同時開催
定員:会場60名/オンライン100名
参加費:2,000円  (会場・オンライン共・事前申込み・事前支払い)、学生割引 1,500円

お申し込み・お問い合わせ

公益財団法人仏教伝道協会
HP: https://www.bdk.or.jp/event-2/symposium31.html
電話:03-3455-5851
E-mail:event@bdk.or.jp

講師 プロフィール

岡田 靖(おかだ やすし)
東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻保存修復彫刻 准教授

1975年生まれ。2004年東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復彫刻 博士後期課程修了・博士(文化財)取得。東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター専任講師、帝京大学文化財研究所准教授を経て、2021年4月より現職。
木製彫刻文化財の保存修復を専門とし、仏像、キリスト教彫刻、古代エジプト木製品などの保存修復を数多く手がける。また、地域文化財の保護活動にも取り組み、各地での地域文化財調査や地域現場での臨床的な保存修復活動、防災や被災文化財の保存修復活動なども行っている。

加藤 巍山 (かとう ぎざん)
仏師・彫刻家

1968年、東京・本所両国に生まれる。高村光雲より五代。
儀軌に準拠した仏像を制作する一方、日本の古典や歴史、仏教や神話を題材とした作品を制作。歴史や伝統、文化、民族に根差した「日本の美意識」 と「仏師」であることに立脚しながら祈りの根源を探求し普遍的な美を求む。

小島 久典(こじま ひさのり)
東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻保存修復彫刻 助教

1986年広島県生まれ。2010年東京藝術大学美術学部 彫刻科卒業、2015年東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復彫刻 博士後期課程修了・博士(文化財)取得。
同研究室教育研究助手・非常勤講師を経て、2019年より現職。仏像を中心とした彫刻文化財の修復・研究を手掛けるとともに、自身の創作活動も行っている。

西山 厚(にしやま あつし)
奈良国立博物館名誉館員・東アジア仏教文化研究所代表

徳島生まれの伊勢育ち。京都大学大学院博士課程修了。奈良国立博物館で学芸部長として「女性と仏教」など数々の特別展を開催。主な著書に『仏教発見!』(講談社現代新書)、『僧侶の書』(至文堂)、『語りだす奈良 118の物語』『仏像に会う 53の仏像の写真と物語』(いずれもウェッジ)など。さまざまなメディアを通して、生きた言葉で書き、語る活動を続けている。

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