池上本門寺の門前から始まった歴史。池上名物「くずもち」を味わう
東急池上線の池上駅を最寄り駅とする池上本門寺。
ここは日蓮宗の開祖である日蓮聖人が61歳でその生涯を終えた霊跡です。
東京都23区内でありながらも非常に広大な敷地を要する池上本門寺は関東最古の五重塔や著名人のお墓もあり、観光客にも人気のスポットです。
ここ池上はくずもちが名物。
池上本門寺への参拝後にくずもちを買い求めるひとが多く、本門寺の近くには歴史のあるくずもち店が並びます。
今回は江戸時代から269年の伝統をもつ「甘味処 浅野屋本舗」をご紹介します。
江戸時代から燃え続ける老舗の情熱
浅野屋本舗の歴史は1752年(宝暦2年)に浅野伊左衛門が本門寺の門前でくずもちを売り始めたところから始まります。
その後、くずもちが池上名物と世に広がり、今日の12代目に至るまで自家製造販売というスタイルを変えずに営業しているそう。
10代目が構えた池上駅前の店舗が人手に渡った後も、池上から離れることはしなかった現店主。
本門寺通り商店街に店舗を構え直し、初代から269年続く伝統を池上の地で守り続けます。
モチモチ感と弾力が特徴の「自家製くずもち」
手間暇をかけた昔ながらの製法のみならず素材選びも徹底している浅野屋本舗の自家製くずもちを自宅で楽しむなら、自家製の黒蜜と香ばしく煎ったきな粉をかけてシンプルに楽しむのがおすすめ。
素材の味を最大限まで引き出した美味しさには思わず舌鼓を打ってしまうことでしょう。
池上本門寺への参拝やこの地での思い出に思いを馳せながらいただけば、日常の喧騒を忘れ心落ち着く時間が過ごせるかもしれません。
また、おやつとして購入される方のほか、来客時のお茶菓子として購入していく方も多いとのこと。
池上本門寺の思い出話に花を咲かせながらいただくくずもちは、より一層おいしく感じられそうですね。
池上本門寺への通り道にある浅野屋本舗は池上本門寺の広大な敷地を歩き回って疲れた足を休めるのにもピッタリの立地。
ちなみにイート・インでの一番人気メニューは『くずもち全部のせ』だそう。
こちらは自家製の黒蜜ときな粉の他に白玉、つぶしあん、抹茶アイスをトッピングした、店主も太鼓判を押すイチオシのメニューです。
20〜30代の女性にも人気が高い浅野屋本舗の自家製くずもち。
269年続く歴史の味、池上本門寺に参拝した際には是非味わってみてはいかがでしょうか?
店舗情報:甘味処 浅野屋本舗
住所:東京都大田区池上4-32-7
電話:03-3753-7539
営業時間:9:30~19:00(喫茶は10:00~17:30)
定休日:不定休
HP:https://www.yamachou-asanoya.com
商品情報:くずもちカップ(6切れ入り)270円。
小箱入り(12切れ入り)450円、中箱入り(24切れ入り)880円、大箱入り(36切れ入り)1,320円、特大箱入り(54切れ入り)1,980円。価格は全て税込み。
消費期限:2日。
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立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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