前回、新春特別企画として、株式会社アンカレッジの歴史と現状について、矢島社長にお伺いしてきました。
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今回は引き続き、アンカレッジの「これから」についてのお話を掲載いたします!
「お寺のパートナー」アンカレッジの、今後の展望とは…?
お寺のあらゆる課題に寄り添う存在へ
アンカレッジは、創業以来、「お寺のベストパートナー」として、「お寺の健全な維持発展」そして「お寺に関わる人の幸福・心の平穏」のために成長してきた会社です。
そんなアンカレッジの、「今後の展望」についても、矢島社長に聞いてみました。
「樹木葬の仕組みや品質の向上も追求していきますが、次のステップも考えています。」
「寺務作業の効率化に繋がるお寺のためのアプリ開発であったり、不動産の活用支援であったり、お寺の運営にとって重要な課題についてはトータルに支援できるようソリューションの幅を広げたいのです」
お寺がよりよい場所になるように、「樹木葬」を中心に価値を提供してきたアンカレッジ。
今後は、お寺のもつ「課題」について、さらに深掘りしていくようです。
「例えば、土地などの不動産をもっているお寺様も多いと思うのですが、それを有効活用しようとしても、一般的な不動産会社では、宗教法人の事情や背景を理解していないことが多いため、不適切な活用方法によって、かえって税金に悩まされるケースも考えられます」
「人が足りない、ITがわからない、縁者が少ない、お寺によって課題は様々です」
「当社は、僧侶が立ち上げた会社だからこそ、お寺様の事情を深く理解し、個別の課題に応じたご提案ができます」
「お寺の情報発信において、ホームページの刷新、SNSの活用、広告の導入など、何に着手すべきか。また、法務に集中するための事務効率化や人的リソースの確保をどう進めるべきか、法対応が十分か、どんなITツールが活用できるのか。さらに、フリーマーケットや寺子屋など、お寺のリソースを活用した地域活動を進める上でのパートナーや課題など、お寺様がまだ気づいていない潜在的なお悩みは多岐にわたると考えられます」
「我々がすべてのソリューションを提供するということではなく、まず我々がお寺の立場に立ってお寺の話を聞き、お寺の課題を理解し、これを解決できる事業者を繋ぎ、そして皆で一緒になって課題を解決していく。そんな総合的で、ワンストップなお寺のパートナーに成長したいと思っています」
「私たちの成長が、お寺様の健全な維持・発展に役立つように。さらに、関わる人の幸福や、心の平穏につなげていけるようにしたいのです」
人と人との中にチャレンジがある
現在、今までのやり方をリフレッシュしている期間だという矢島社長。「第2創業期です」
「以前は、IT技術がないと新事業など生まれないと思っていました」
「今はアナログな空間や、人と人との繋がりの中にこそ、大きな挑戦と可能性があると確信しています」
創業して15年、アンカレッジは、たくさんのお寺と共に歩んできました。
たくさんの事例を見て、解決してきたからこそ、わかることがあるのです。
「お寺と共に汗をかき、一緒に歩む存在でありたいという、創業以来のコンセプトを保ちながら、社会の中で、今までにない価値を生み出していけたらいいな、と」
「そこに向かって、愚直にやっていきます」
「お寺」について考え続けてきたアンカレッジがたどり着いた境地。
今まで、「樹木葬」を中心にお寺をサポートしてきましたが、さらなる発展へ向け、歩みを止めず、進んでいきます。
「ご住職本人が『お寺の価値』に気づいていないことも多いと思っています」
「お寺が『そこにあるだけで有難い』ということに気づいていただくことも、私たちの使命のひとつです。お寺に救われた原体験がある者の一人として、心からそう思います」
「お寺には、社会課題を解決する力があると、本気で信じています」
「お寺のベストパートナー」として歩んできた、アンカレッジの15年。
今まで積み重ねてきたことを活かしながら、パートナーとしての幅を広げていく。
アンカレッジの、今後の挑戦から、目が離せません。
取材協力
株式会社アンカレッジ
https://anchorage.co.jp/
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立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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