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満席のイベントスペース

以前から「ここより」にも登場いただいている、仏像大好き芸人の「みほとけ」さん。
そんな彼女が、なんと初の著書を出版するとのことで、紀伊国屋新宿本店で行われた「刊行記念イベント」に行ってきました!

彼岸の入りの日だったため仏事で忙しかったここより編集長。開始ギリギリに到着したところ、既に会場は満席でした。

最後列に座ってしばらく待っていると、颯爽とご本人が現れ、往年のタモリを思わせる拍手誘導芸(チャッ・チャッチャッチャっていうアレ)で客席を沸かせてくれました。

こうしてイベントは無事に始まりました。司会の方が、ずっと「みほとけの推しぼ(・)とけ」と発音されていて、私が「のどぼとけじゃないんだから…」と気にしているうちに、イベントは進んでいきました。



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選び抜いたBTZ(仏像)48

『みほとけの推しほとけ』では、1万体以上の仏像を拝み倒してきたみほとけさんが、悩みに悩んで選び抜いた、48の「ほとけ」が紹介されています。
48という数字には、阿弥陀如来の四十八願と、AKB48へのリスペクトが込められています。元アイドルであり、今もアイドル好きであるみほとけさんの矜持が表れているといえるでしょう。

どんな仏像が紹介されているのかは、実際に本を読んでもらいたいと思いますが、制作が進められてきた昨年の夏から出版までの間に、48のうちの2件が、国宝や重要文化財に選定されたことはお伝えしておきます。さすがの審美眼です。

中のイラストもすべて本人の手によるものです。48体目には、みほとけさんが仏像好きとなるきっかけになった「空也上人像」についての渾身のレポートもあり、たいへん読み応えのある1冊となっています。気になった方は、ぜひご一読ください。



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みほとけの夢

イベントの最後に、みほとけさんがファンひとりひとりと会話しながらサインをして、写真撮影にも応じる時間がありました。
来場者の中には、アイドル時代からみほとけさんを知る古参の方もいたそうです。
みほとけさんが紡いできた、これまでの縁のすべてが、この本に詰まっているんだな…、と感動しました。

「仏像にまったく興味のない人にも読んでもらって、こんな世界もあるんだ、と知って欲しい」と語るみほとけさん。
もはやそれは「布教」です。

次の目標は「2冊目の著書を出版すること」だと教えてくれました。
きっと、そう遠くないうちに実現する気がします。

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