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10月12日、大田区池上の池上本門寺で、伝統的な法要行事である「お会式(えしき)」のにて、「万灯練供養」が行われました。

「お会式」とは、日蓮宗の開祖である「日蓮聖人」の命日である10月13日を中心に行われる法要行事で、通常、10月11日から13日までにわたります。この行事は、日蓮聖人が入滅された池上本門寺で特に壮大に執り行われ、江戸時代にはすでに江戸を代表する行事として知られていました。その様子は浮世絵に描かれ、俳句でも秋の季語として詠まれています。

12日夜に行われた「万灯練供養」では、役100基の万灯が、池上の街を練り歩きました。また、日蓮聖人の入滅の際に季節外れの桜(お会式桜)が咲いたという古事から、五重塔の周りにお会式桜を模した造花が飾られ、全国各地から工夫を凝らした万灯が参加しました。

今年は、令和元年の東日本台風と新型コロナウイルスの影響を受けた後、4年ぶりの通常開催となりました。約2kmにわたる行進が池上徳持会館から池上本門寺まで行われ、境内や周辺には屋台が出店し、多くの見物客で賑わいました。

池上の町を練り歩く万灯1

池上の町を練り歩く万灯2

池上の町を練り歩く万灯3

多数の屋台も出店した

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