紫陽花の名所として知られる鎌倉・長谷寺。
この地にある「観音ミュージアム」が、2025年秋で開館10周年を迎え、特別展が開催されます。

観音さまをテーマにした総合ミュージアムとして2015年に誕生して以来、長谷寺の宝物や観音信仰の歴史を伝え続けてきたこの場所。
節目となる今年は、坂東三十三所観音巡礼の各札所のご協力のもと、貴重なお御影(ご本尊のお姿を描いたお札)を展示する「小特集展」が企画されています。

長谷寺とは?

長谷寺(はせでら)は神奈川県鎌倉市にある浄土宗の寺院で、山号を海光山といいます。
創建は奈良時代にさかのぼるとされ、ご本尊は高さ9.18メートルの十一面観音像。木造としては日本有数の大きさを誇ります。

「坂東三十三観音霊場」の第四番札所であり、古くから巡礼や観音信仰の拠点として多くの人々を迎えてきました。
春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉など四季折々の風景にも恵まれ、年間を通じて多くの参拝者が訪れています。

展示の見どころ

坂東三十三観音 各札所の貴重なご本尊画像(お御影)をパネル展示

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長谷寺に伝わる未公開の文化財を特別公開

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観音ミュージアムの新収蔵品もあわせて初お披露目

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会期・アクセス情報

  • 会期:2025年10月18日(土)〜2026年1月18日(日)
     ※12月8日〜12日は展示替えのため休館
  • 場所:観音ミュージアム(鎌倉長谷寺境内)
  • 住所:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
  • アクセス:江ノ電「長谷駅」より徒歩5分
  • 入館料:大人500円/小学生200円

▶ 詳細:観音ミュージアム公式サイト

期間中の行事も充実

  • 10/18 観音会法要&ギャラリートーク
  • 11/1 文庫講座「聖地を歩く、御仏に出会う」
  • 11/16 御朱印体験ワークショップ
  • 11/22〜12/7 紅葉ライトアップ
  • 12/31 除夜の鐘と万灯祈願会
  • 1/18 初観音法要 など多数開催

特に紅葉シーズンのライトアップや、年末年始の法要行事は、観光と信仰が交差する長谷寺ならではの魅力です。

つながり続ける、観音信仰の文化

観音ミュージアムの顧問であり、観音信仰の研究者でもある宗藤健さんはこう語ります。

「いまも続く祈りの“こころ”を感じ取っていただけたら。
観音さまや巡礼への関心をもつきっかけになれば嬉しいです。」

この展覧会の先、2026年には12年に一度の「坂東観音霊場 午年総開帳」も控えています。
ふだんは非公開のご本尊にお会いできるまたとない機会も、時を重ねてやってくるのです。

リリース元:宗教法人 長谷寺/配信:PR TIMES
▶ プレスリリースはこちら



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