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「一寸法師」は教えの宝庫

この本を編集した大竹さんは、「日本昔ばなし」を使った学びを得意としています。
ここより編集長が、以前目黒で住職をしていた頃、大竹さんと一緒に、子供たちへ向けて「日本昔ばなし」と「仏教」そして「哲学」をクロスした学びを行っていました。

大竹 稽

目次略歴著書・ 編訳書愛読書趣味尊敬する人物好きな言葉ひとこと関連記事 略歴 哲学者、教育者。 1970年愛知県生まれ 旭丘高校から東京大学理科三類に入学。五年後、医…

そんな大竹さんが、今回選んだのは「一寸法師」。
どんなお話だっけ?と思った方は、もう一度読んでみてください。
意外と、学びの多い物語だということに気づくはずです。



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5つのキーワードを、5人の僧侶+一寸法師が読みとく

この本では、大竹さんと一寸法師が、5つのテーマをもとに、5人の禅僧たちと対話しています。
「誠実さ」では、僧侶も凡夫であるので迷う姿。
「初心」では、「初志」との違い。
「葛藤」は、「成長のためのエネルギー」であること。
「勇気」をもって「踏みとどまる」「省みる」ことの大切さ。
「素直さ」を忘れてしまった人が抱えている「不安」や「嫉妬」について。
禅の考えや哲学を交えながら、僧侶と哲学者、そこに一寸法師本人が加わり、とことん語っています。
一体どんなことになっているのか、気になった方はぜひ本書を読んでみてください。
お坊さんたち自身が、一寸法師と向き合いながら、真摯に「道徳」「教育」について考えている姿と、出会うことができますよ。

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