「水」は仏教でも大きな意味をもつ
浄土宗の戒を受ける際、懺悔(さんげ)して清らかになった身体の中に、仏さまからの水をいただくという流れがあります。
「水」というのは「命」の象徴であり、仏さまからいただいた命の水を身体に取り込むことで、仏弟子となることができるのです。
また、神社や寺院には、参拝前に手や口を清めるための「手水舎」がある事も多く、水は昔から「聖なるもの」「清らかなもの」とされてきました。
「水」について考える「WOTA株式会社」
このように、仏教においても特別な存在であり、私たちの生活に欠かせない「水」ですが、「世界 水の日」という日があるのをご存知でしょうか。
国連が制定した3月22日の「世界 水の日」。
この機会に、手を洗いながら「水」について考えてみませんか、と推進しているのが「WOTA(ウォータ)株式会社」です。
『世界では現在、4人にひとりが、安全な水にアクセスできないといわれています。
水質の問題だけでなく、水を確保するために遠くまで行く必要があったり、その役を担う女性や子どもたちの社会進出を阻んでいる状況や、教育機会が失われたりしている地域も存在しています。
水は21世紀の石油である、ともいわれ、人口増加や気候変動による、さらなる淡水資源の偏在化が進めば、水資源は、紛争の大きな原因のひとつになると考えられています。
日本は現時点で、水資源に富んだ国です。
豊かであるがゆえ、環境問題やサスティナビリティに対する意識が徐々に浸透し始めた一方で、その中の「水問題」は、なかなか意識しづらい現状があるかもしれません。
たとえば、水を「使い捨て」ではなく、使ったその場できれいにし、循環して再利用することができたら、限られた水資源を、よりたくさんの人と共有することができるようになるでしょう。
WOTAの水循環型手洗いスタンド「WOSH」は、まさにその入り口となる製品です。
可動式の手洗いスタンドは、水道への接続が必要なく、電源さえあれば、その場で98%以上の水をきれいに循環し、再利用できます。つまり2人分の水で、100人が手を洗える計算です。
水道が必要ない分、設置はどこでも可能。
現在は百貨店や商業施設の入り口などに設置が進んでいます。
建物の中など、神社仏閣を訪れた際に、最初に手を洗ったり、家に入る際に靴を脱いだりするように、「なにかの領域」に入る際、身を清めるのは日本の文化でもあります。
手をきれいにして、気持ちよく時間を過ごせるメリット。
また、そこから世界の水問題への気づきとなるような体験を、この「WOSH」での手洗いで感じていただけると良いな、と思います』と、WOTAのスタッフは語っています。
「水」はこころのよりどころ
「水」は、私たちの生命線です。水について考えることは、私たちの「心のよりどころ」について考えることと同じです。
3月22日の「世界 水の日」を機会に、ぜひ身近な「水」について考えてみませんか。
WOTO株式会社
https://wota.co.jp/
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立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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