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「ありがとう」より「パスワード」
川柳から見えた現代の終活事情
1,302句が集まった「そろそろごと川柳コンテスト」
終活という言葉に、少し重たい印象を持つ人もいるかもしれません。
けれど、これからの暮らしや家族との関係、自分の持ち物や住まいのことを考える時間だと捉えると、終活はもっと身近なものになります。
大和ライフネクスト株式会社が運営するシニア向けワンストップサービス「プレシャスライフ相談室」は、終活を前向きに考えるきっかけとして実施した「そろそろごと川柳コンテスト」の入賞作品を発表しました。
全国から寄せられた作品は1,302句。
川柳には、パスワード管理、AI、老人ホームへの住み替え、親子での話し合い、持ち物の整理など、いまの時代ならではの“そろそろ考えておきたいこと”が詠まれています。
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大賞は「ありがとう」より「パスワード」
大賞に選ばれたのは、次の一句です。
「聞かせてね 『ありがとう』より 『パスワード』」
思わず笑ってしまう一方で、現代の終活における大切な問題が込められています。
ネット銀行、スマートフォン、各種オンラインサービス、サブスクリプション、写真やメールのデータなど、私たちの暮らしには多くのデジタル情報が関わっています。
本人にとっては日常的なものでも、家族にとっては、どこに何があるのかわからない場合があります。
「ありがとう」という言葉はもちろん大切です。
けれど、残された家族が困らないように、パスワードや契約情報、連絡先などを整理しておくことも、これからの時代の思いやりの一つなのかもしれません。
聞かせてね
「ありがとう」より
「パスワード」
終活の
ノートに妻が
赤を入れ
人生の
三塁回って
ホーム入り
そろそろと
言い出すことも
子の努め
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終活は、家族で話すきっかけにもなる
入賞作品には、夫婦で終活ノートを確認する様子や、親に終活の話を切り出そうとする子どもの気持ちを詠んだ作品もありました。
終活は、自分一人で進めるものとは限りません。
むしろ、家族がいる人にとっては、これからの暮らし方、介護、住まい、相続、持ち物の整理などを、少しずつ話し合うきっかけになります。
ただ、家族だからこそ話しにくいこともあります。
「まだ早いかな」
「縁起でもないと思われないかな」
「どこから話せばいいのかわからない」
そんな戸惑いがあるからこそ、川柳のようなやわらかい言葉が、話し合いの入り口になるのかもしれません。
“そろそろ”考えることは、前向きな準備
終活というと、「人生の終わりの準備」と考えられがちです。
しかし実際には、これからの生活を安心して過ごすための準備でもあります。
持ち物を整理すること。
家族に伝えたいことを残しておくこと。
住まいについて考えること。
もしもの時に必要な情報をまとめておくこと。
どれも、いきなり完璧に進める必要はありません。
大切なのは、「そろそろ考えてみようかな」と思った時に、小さなことから始めてみることです。
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笑いの中に見える、現代の終活
川柳には、日々の暮らしの本音が表れます。
今回の作品から見えてくるのは、終活が特別な人だけのものではなく、誰にとっても身近なテーマになっているということです。
パスワード、住まい、持ち物、家族との会話。
どれも、少し前までは「終活」と結びつきにくかったかもしれません。
けれど今は、デジタル化や家族のかたちの変化、老後の住まい方の多様化によって、備えておきたいことも変わってきています。
終活は、暗く考えるものではなく、家族とこれからを話すための時間。
川柳に込められたユーモアは、そんなことを教えてくれているようです。
「ありがとう」も大切にしながら、パスワードや持ち物、これからの暮らしのことも少しずつ話しておく。
それが、今の時代の終活なのかもしれません。
リリース元:大和ライフネクスト株式会社
配信:PR TIMES
▶リリース全文はこちら
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立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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