日本昔話」は「心」も育てます。

7月に出版した『ツッコミ!日本むかし話』は、こどもたちの考える力を育むものでした。
そして、10月には『日本昔話で学ぶ心のあり方』が出版されます。


日本昔話を題材にしているのは同じですが、大きな違いがありますね。
そうです、こちらは、心を育むものです。

心が看板になりますこの本では、僕は聞き手に徹しています。話し手は六人の和尚さんたち。京都と滋賀の妙心寺派の和尚さんたちです。

扱う日本昔話は‥‥
金太郎
笠地蔵
カチカチ山
わらしべ長者
分福茶釜
花咲か爺さん

どれも有名なものばかり。しかし、有名だからこそ、わかった気になってしまいますよね。
これからの時代は、「わからない」を大切にしていきましょう。「わからない」を無視しなければならない空気もありますが、そこはちゃんと、離脱しましょう。
特に学びの場では「わからない」が大事。
学力は「わかる」を図る措置ですが、こどもの成長は、学力ばかりではありません。ホセ・ムヒカさんだって、レイチェル・カーソンだって、アランだって、知識の詰め込みへの警告を発しています。

この本には、詰め込みは一切ありません。
こどもたちと遊ぶ。こどもたちと真剣になる。こどもたちから学ぶ。そのような大人がいることで、こどもの心は育まれていくでしょう。

スルーしてしまいがちなきっかけを探り、そこからいろいろな心についてお話ししていただいています。
感想文を書くためのきっかけにもなるでしょう。「僧侶と哲学者の対話」と帯に書かれている通り、僕の役目は「問い」にあります。ということで、問い方、聞く姿勢を伝える本にもなっています。


こどもたちの心の成長に興味がある
こどもたちと対話がしたい
心を自由にしたい
日本昔話を味わいたい
お寺での親子会を開きたい
和尚さんの個性が知りたい
頼れる和尚さんに出会いたい

様々な意義が見出される書籍になりました。これから発売まで、少しずつ内容紹介をしていきますね。

ご期待ください!

ユーチューブチャンネル「てらてつ活動」を作りました。
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