お葬式の種類による葬儀社の選び方
お葬式は宗教や宗派によって異なります。
また参列される方や、規模によっても執り行われる種類が変わります。
それによって葬儀社の選び方もどのようにすれば良いかお困りではないでしょうか。
まず、葬儀社を選ぶにあたり、お葬式の種類を理解した上でスタイルを選んでみましょう。
お葬式の種類
一般葬
通常のお通夜、葬儀、告別式をおこなう、伝統的かつ従来型のお葬式
家族葬
近親者のみでおこなう小規模なお葬式
密葬
後日、本葬をおこなうことを前提とし、家族や近親者だけでおこなうお葬式
直葬(荼毘)
一般的には、納棺後に直接ご火葬だけをおこないます。
一日葬
本来は二日がかりでおこなわれるお通夜、葬儀、告別式、ご火葬を一日でおこなうお葬式
社葬・合同葬
会社の代表や社業の発展などに寄与した方が亡くなった際に、会社が喪主となっておこなうお葬式
増加するお葬式 家族葬とは
お葬式の選び方は、地域や宗派によってさまざまですが、日本ではここ数十年の間に地域を基盤としたお葬式から、個人(喪主)を中心としたお葬式が主流となり、その中でも都市部を中心に、家族葬が増えています。
文字どおり、家族を中心とした遺族や近親者のみでおこなう小規模なお葬式です。
明確な定義はありませんが、会葬者は概ね20名から30名程度となります。
近年では、この家族葬をメインとした葬儀社も増えてきています。
ご自身に合ったお葬儀のあり方を葬儀社に相談してみるのも良いでしょう。
お葬式の内容は家族が自由に決めるため、納棺とご火葬だけのものから、一般葬儀と変わらないものまでさまざまです。
気心の知れた人のみが集まるため、しみじみと故人を見送ることができるでしょう。
お葬式の全て 葬儀社の選び方
お葬式を任せる葬儀社の選び方はとても重要です。
しかも身近で大切な人は亡くなった直後の、限られた時間の中で判断しなければなりません。
お葬式を手がける業者には、いわゆる葬儀社(葬儀専門業者)のほか、冠婚葬祭互助会、JA(農業共同組合)、生協(生活共同組合)などがあります。
最初の接触でよい葬儀社を見きわめるため、まずは次の点に注意しましょう。
① 質問に対して親身になって、丁寧に答えてくれる。
② 葬儀の内容や費用について、見積書を提示し、細かい点まできちんと説明してくれる。
その上で、個人情報の管理が徹底されているか、強引な契約を迫ってこないか、不要なものを売り込まれていないか、地元の評判がよいか、希望や要望をしっかり聞いてくれるか、などの点をチェックして総合的に判断しましょう。
※病院や施設などと契約している葬儀社を必ず選択する必要はありません。
葬儀社の選び方は以上のことを注意して選んでみてはいかがでしょうか?
立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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