今年も残りわずかとなり、浅草の年の瀬を告げる伝統行事、「納めの観音・羽子板市(はごいたいち)」の季節がやってきました。

2025年12月17日(水)から19日(金)の3日間、浅草寺の境内には、色とりどりの羽子板を扱うお店がずらりと並びます。
威勢の良い手締めの音が響き、お正月ムードが一気に高まるこのイベント。
今回は、羽子板市の楽しみ方と、そもそも「浅草寺」ってどんなお寺なのかをご紹介します。

浅草寺(せんそうじ)ってどんなお寺?

東京都内最古のお寺である浅草寺。
その歴史は古く、飛鳥時代の推古天皇36年(628年)まで遡ります。
隅田川で漁をしていた兄弟の網に、一寸八分(約5.5cm)の金の観音様がかかったことが始まりと伝えられています。

以来、「浅草の観音さま」として、将軍や武士だけでなく、広く庶民の信仰を集めてきました。
どんな人でも分け隔てなく受け入れる「慈悲の心」と、江戸っ子の活気が混ざり合う、まさに「庶民のための開かれたお寺」です。

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なぜ「羽子板」を買うの?

羽子板市は、毎月18日の観音様のご縁日の中でも、一年を締めくくる特別な「納め(おさめ)の観音」に合わせて開かれます。

古くから羽子板は「邪気をはね(羽根)のける」と言われ、子供の健やかな成長や、新年の厄除け・開運を願う縁起物として親しまれてきました。
羽根の黒い玉(むくろじ)は「無患子」と書き、「子供が患(わずら)うことが無い」という意味も込められています。

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今年の「顔」は誰? 変わり羽子板に注目

会場には、歌舞伎役者を模した伝統的で豪華な羽子板から、コンパクトで可愛い豆羽子板まで、大小様々なものが並びます。

中でもニュースなどで話題になるのが「変わり羽子板」。
その年に活躍したスポーツ選手や芸能人、話題になったキャラクターなどが描かれたユニークな羽子板です。
これを見ると「ああ、今年はこんなことがあったな」と一年を振り返ることができますよ。

お気に入りの羽子板を購入すると、お店の人が「よぉ〜っ、シャンシャンシャン!」と景気良く手締めをしてくれることも!
ぜひ、来年の福を呼び込む「私だけの一枚」を探しに、師走の浅草へ出かけてみませんか?

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【イベント概要】

浅草寺 納めの観音ご縁日「羽子板市」

  • 開催期間: 2025年12月17日(水)〜19日(金)
  • 時間: 9:00頃〜21:00頃(最終日は少し早まる場合あり)
  • 場所: 浅草寺境内(東京都台東区浅草2-3-1)
  • アクセス:
    • 東武スカイツリーライン「浅草駅」より徒歩5分
    • 東京メトロ銀座線「浅草駅」より徒歩5分
    • 都営地下鉄浅草線「浅草駅」A4出口より徒歩5分

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