今年も残すところあとわずかとなりました。 2025年(巳年)から、バトンは2026年の干支、「午(うま)」へと渡されようとしています。

古くから、馬は「神様の乗り物」として大切にされてきました。
今回は、来たる午年に向けてチェックしておきたい「馬にゆかりのあるスポット」と、年末の京都の風物詩である「除夜の鐘」の話題をお届けします。

これを知っておけば、初詣の楽しみがひとつ増えるかもしれませんよ!



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2026年はどんな年?「午(うま)」のパワー

十二支の「午」は、動物の馬にあてはめられます。
馬といえば、草原を颯爽と走る姿が印象的です。
そのイメージ通り、午年は「物事が『うま』くいく」「飛躍する」「活力がみなぎる」といった、とてもポジティブな意味が込められています。

特に2026年は、60年に一度の「丙午(ひのえうま)*にあたる年。
迷信として語られることも多い年ですが、本来は「火」のエネルギーと「午」の行動力が合わさった、非常にパワフルで情熱的な年とも言えます。
何か新しいことを始めるには、勢いをつけてくれそうな年回りです。

初詣に行きたい!「馬」に会える寺社

せっかくの午年、初詣は「馬」にご縁のある場所へお参りしてみてはいかがでしょうか。

リアルな「神馬(しんめ)」に会える!「神田明神」(東京)

神社の入り口などで見かける馬の像「神馬」。
実は、本物のポニーが神馬として活躍している神社があるんです。

東京の神田明神では、愛らしいポニーの「あかりちゃん(愛称)」がみなさんを迎えてくれます(※体調や天候により会えない場合もあります)。 生きた馬のエネルギーを感じれば、新年の運気もアップすること間違いなし!?

神田明神(神田神社アクセス情報

  • 住所: 東京都千代田区外神田2-16-2
  • アクセス:
    • JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」(聖橋口)より徒歩5分
    • JR京浜東北線・山手線「秋葉原駅」(電気街口)より徒歩7分
    • 東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」(1番口)より徒歩5分



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全国的に珍しい馬のお寺「上岡(かみおか)馬頭観音」(埼玉)

埼玉県東松山市にある上岡馬頭観音は、馬を守る仏様として知られる「馬頭観音」を祀る名所。

かつては多くの農耕馬の守り神として、現在では競馬関係者や乗馬ファン、そして動物を愛する人々が「ペットの健康祈願」や「必勝祈願」に訪れます。
絵馬ならぬ「絵馬」のデザインも、もちろん馬尽くしです。

上岡馬頭観音(妙安寺)アクセス情報

  • 住所: 埼玉県東松山市岡1720
  • アクセス:
    • 東武東上線「東松山駅」東口より、熊谷駅行きバスに乗車。「上岡(かみおか)」バス停下車、徒歩約1分



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勝負運の神様「藤森神社」(京都)

「駈馬神事(かけうましんじ)」という馬のお祭りで有名な、京都の藤森神社

「馬=駆け抜ける」ことから、スポーツや競馬関係者の信仰も厚く、勝負運のご利益で知られています。
宝物殿には馬の博物館もあり、馬好きにはたまらないスポットです。

藤森神社 アクセス情報

  • 住所: 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
  • アクセス:
    • 京阪本線「墨染駅」より徒歩7分
    • JR奈良線「JR藤森駅」より徒歩5分



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年の瀬の音色|知恩院の「除夜の鐘」の試し撞き

さて、新しい年を迎える前に欠かせないのが、大晦日の「除夜の鐘」。 実は本番の数日前に、「鐘の試し撞き」が行われることをご存知でしょうか。

特に有名なのが、日本三大梵鐘のひとつがある京都・知恩院です。 例年、仕事納め直前の12月27日頃に、お坊さんたちが本番さながらに鐘を撞く「試し撞き」が行われます。

知恩院の鐘は巨大で、撞くのになんと17人もの僧侶が力を合わせます。
「えーい、ひとーつ、そーれ!」 という独特の掛け声とともに、全身を使って鐘を打ち鳴らす姿は圧巻。
この音が京都の街に響くと、「ああ、いよいよ今年も終わりだな」と人々は実感するのです。

知恩院 アクセス情報

  • 住所: 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
  • アクセス:
    • 京阪本線「墨染駅」より徒歩7分
    • JR奈良線「JR藤森駅」より徒歩5分



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まとめ

来る2026年は、馬のように軽やかに、目標に向かって駆け抜ける一年にしたいですね。
年末年始は、お近くの馬ゆかりのスポットや、除夜の鐘の音に耳を澄ませて、ゆったりと心を整えてみてはいかがでしょうか。

みなさま、良いお年をお迎えください!

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