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『私はネガティブなまま幸せになることにした』出版記念会にて
ここよりファミリーでもある哲学者「大竹稽」さんが、21冊目の著書を出版されるということで、保土ヶ谷の禅寺、「福聚寺」まで記念会に行ってきました。
『私はネガティブなまま幸せになることにした』というタイトルは、出版社である三笠書房の編集の方による命名とのこと。さすがのセンスに脱帽です。
仏教伝道協会の増田将之さんによる「親鸞もネガティブだった」というお話や、教育者として7,000~8,000組の親子と面談してきた、小川大介さんによる「ネガティブを利用する」お話など、「ネガティブ」という気持ちの受け止め方について学びの多い会でした。
興味のある方は、ぜひご購入ください。
「こども禅大学」の開講
この日は、もうひとつメインのお知らせがありました。
大竹さんを中心に結成された「こども禅大学」の開講です。
「障害」の診断を受けた子供や、その親御さんは、「障害は成長の妨げである」というレッテルを貼られてしまいがちです。
そんな悩みを抱えた親御さんたちの心や考え方などを手当てしながら、どの子供にも生来備わっている自発力や向学心を開花させる、というコンセプトで行われる活動が「こども禅大学」です。
お坊さんや衆議院議員、教育家や弁護士など、さまざまな方々が協力しています。
この活動を支援できるクラウドファンディングもあります。
ぜひ、プロジェクトの詳細をお読みいただき、支援の輪を広げてください!
「禅」は子供と共にある
「こども禅大学」の大きなポイントのひとつは、「お寺」でやるということです。
福聚寺のご住職が、ご挨拶の際に「禅は、子供と共にある」と仰っていました。
以前、私が体験したところによると「坐禅」とは「目の前の情報を受け容れ、自分で判断しないこと」。
つまり、子供のように「素直な心」で受け止めることが「坐禅」の第一歩。
われわれ大人よりも、「禅」に近いのは、子供たちなのです。
子育てに悩んでいる親御さんはもちろん、子供たち本人が、楽しく過ごせる場所。
「こども禅大学」の今後の動きが楽しみです。
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立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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