
人生の最期をどう迎えるか。それは、これまでの人生をどう生きてきたかという「自分らしさ」の表現でもあります。
2025年11月15日・16日、広島産業会館で開催された「LASTART(ラスタート)ひろしま終活イベント2025」にて、これまでの常識を覆すユニークな供養の形が展示され、大きな話題となりました。
今回は、特に注目を集めた「カープ愛」あふれる選択肢と、自然に還る「さんご葬」についてご紹介します。
カープ愛が止まらない!球団公認「カープ柩」
広島といえば、やはり広島東洋カープ。
「人生の最期までカープと共にありたい」というファンの熱い想いに応える形で登場したのが、プロ野球界でも珍しい球団公認の「カープ柩(ひつぎ)」です。
会場でひときわ目を引いたその姿は、まさにカープそのもの。
- 鮮やかな「カープレッド」:球団のヘルメットをイメージした鏡面塗装で、情熱的な赤色が輝きます。
- ホームユニフォームの「ホワイト」:白を基調としたデザインも用意されています。
「最後の推し活」とも呼ばれるこの柩は、ファンにとって単なる道具ではなく、愛するチームと共に旅立つための特別なステージと言えるかもしれません。
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沖縄の海で自然に還る「さんご葬」
もう一つ、来場者の関心を集めたのが、沖縄の美しい海で行う「さんご葬」です。
これは、沖縄のサンゴ砂などを原料とした墓標を用いた海洋葬の一つ。
一般的な散骨とは異なり、環境に配慮した素材で作られた墓標にお骨を納め、海底に安置します。
「サンゴの苗となる」というコンセプトのように、遺骨が時間をかけて自然に還り、やがてサンゴや海の生き物たちを育む礎となっていく。
そんな、生命の循環を感じられる供養の形です。
「暗くて冷たいお墓より、明るく温かい沖縄の海で眠りたい」 「自然の一部になって、海を守る手助けがしたい」
そんな願いを持つ方々に、新たな選択肢として選ばれています。
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最期まで「好き」と「自分らしさ」を大切に
真っ赤な柩で情熱的に旅立つことも、沖縄の海で静かに自然の一部になることも、どちらも素敵な「その人らしさ」です。
終活は「終わりの活動」と書きますが、こうして多様な選択肢を知ることは、今をどう自分らしく生きるかを考えるきっかけになるのではないでしょうか。
あなたが大切にしたい「自分らしさ」は、どんな形ですか?
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リリース元:株式会社サンセルモ/配信:PR TIMES
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立正大学仏教学部卒業。東京仏教学院卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。
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