池上本門寺のお会式2026
日程・交通規制・アクセスを紹介

2026年10月11日(日)から13日(火)までの3日間、東京都大田区の池上本門寺で「お会式(おえしき)」が執り行われます。

日蓮聖人のご命日である10月13日を中心に、ご遺徳を偲び、報恩の思いを捧げる池上本門寺のお会式。 なかでも12日の夜に行われる「万灯練供養(まんどうねりくよう)」は、色鮮やかな万灯と纏、団扇太鼓や笛の音が池上の町を包む、毎年多くの人が訪れる行事です。

この記事では、2026年の池上本門寺のお会式の日程をはじめ、万灯練供養の見どころ、13日朝の臨滅度時法要、アクセスや交通規制など、初めて訪れる方にも分かりやすく紹介します。

池上本門寺のお会式の様子

池上本門寺の「お会式」とは

「お会式(おえしき)」とは、もともと各宗派の宗祖などのご命日に営まれる法要や行事を指す言葉です。

日蓮宗では、宗祖・日蓮聖人が弘安5年(1282)10月13日にご入滅されたことから、全国各地の寺院で10月13日を中心にお会式が執り行われています。

そのなかでも特に知られているのが、日蓮聖人ご入滅の霊跡である池上本門寺のお会式です。

池上本門寺では江戸時代から盛大にお会式が営まれてきました。そのため、現在では「お会式」という言葉そのものが、日蓮聖人のご命日に行われる法要を表す言葉として広く知られています。

「お会式」は俳句の世界でも秋の季語として親しまれるなど、宗教行事としてだけではなく、日本の秋の風物詩の一つとして長く受け継がれてきました。

2026年 池上本門寺のお会式の日程

2026年の池上本門寺のお会式は、10月11日(日)から13日(火)までの3日間にわたって執り行われます。

今年は「宗祖第七百四十五遠忌報恩 お会式」として、さまざまな法要や行事が予定されています。

10月11日(日)

お会式初日となる11日には、午前11時から「歴代先師聖人並びに池上法類・池上護山会先師報恩法要」、午後2時から「納経十種供養式法要」が執り行われます。

3日間にわたるお会式は、この日から始まります。

10月12日(月・祝)

12日は、お会式のなかでも特に多くの参詣者で賑わう一日です。

午前10時からは「宗祖御更衣法要」が執り行われ、日蓮聖人の御尊像の御衣が夏物から冬物へと改められます。

午後2時からは「宗祖報恩御逮夜法要」、午後5時からは「宗祖報恩唱題行」が行われます。

そして午後6時頃から始まるのが、池上本門寺のお会式を象徴する「万灯練供養」です。

10月13日(火)

10月13日は、日蓮聖人のご命日にあたります。

午前7時からは「宗祖御入滅御正当法要(特別説教・臨滅度時法要)」が執り行われます。

12日夜の賑やかな万灯練供養とは対照的に、静かで厳かな時間のなか、日蓮聖人のご遺徳を偲びます。

池上本門寺のお会式で行われる万灯練供養
万灯が池上の町を進む様子

最大の見どころ「万灯練供養」

池上本門寺のお会式を語るうえで欠かせないのが、10月12日の夜に行われる「万灯練供養(まんどうねりくよう)」です。

2026年は、午後6時から午後11時頃まで行われる予定です。

万灯には、紙で作られたたくさんの桜の花が飾られています。

これは、日蓮聖人がご入滅された際、庭先の桜が季節外れの花を咲かせたという故事に由来するものです。

桜の花で彩られた万灯の中央には、灯明をともした宝塔が据えられます。夜になると灯りが浮かび上がり、数多くの万灯が池上の町を進んでいきます。

万灯を先導するのが「纏(まとい)」です。

纏を大きく振りながら、団扇太鼓や鉦、笛の音に合わせて進む姿は、お会式を象徴する光景の一つ。 纏は江戸時代の火消し衆に始まったと伝えられ、その伝統は現在のお会式にも受け継がれています。

団扇太鼓の独特なリズム、笛や鉦の音、夜空に浮かび上がる万灯。 普段の静かな寺院とはまた異なる、躍動感にあふれた宗教行事を見ることができます。

池上本門寺のお会式で夜を彩る万灯

13日朝に響く「臨滅度時の鐘」

万灯練供養とともに、ぜひ知っておきたいのが10月13日朝の「臨滅度時法要」です。

日蓮聖人がご入滅された際、六老僧の一人である日昭聖人が鐘を打ち鳴らしたと伝えられています。

その故事にならい、臨滅度時法要では貫首の手によって「臨滅度時の鐘」が静かに、厳かに打ち鳴らされます。

華やかで活気に満ちた12日夜の万灯練供養に対して、13日の朝は静寂のなかで日蓮聖人のご入滅を偲ぶ時間です。

池上本門寺のお会式が単なる秋祭りではなく、日蓮聖人への報恩の思いを捧げる大切な仏教行事であることを、改めて感じることのできる法要といえるでしょう。

初めてお会式を見るなら、ここに注目

01

夜の池上を彩る「万灯」

数多くの万灯が灯りをともして連なって進む光景は、池上本門寺のお会式ならでは。紙の桜で飾られた万灯が夜の町を彩ります。

02

迫力ある「纏」

万灯を先導する纏も見どころの一つ。団扇太鼓や笛、鉦の音とともに、沿道にはお会式ならではの熱気が広がります。

03

「臨滅度時の鐘」

12日の夜とは雰囲気が一変する13日朝。静かな境内に響く鐘の音とともに、日蓮聖人のご遺徳を偲びます。

池上本門寺へのアクセス

日蓮宗大本山 長栄山 池上本門寺

東京都大田区池上1-1-1

  • 東急池上線「池上駅」から徒歩約10分
  • 都営浅草線「西馬込駅」南口から徒歩約12分
  • JR京浜東北線「大森駅」から池上駅行きバスで約20分、「本門寺前」下車徒歩約5分

特に10月12日の万灯練供養の時間帯は、池上駅から本門寺へ向かう道路や周辺が大変混雑します。

できるだけ公共交通機関を利用し、時間に余裕を持って訪れるとよいでしょう。

2026年のお会式は交通規制に注意

お会式期間中は、池上本門寺周辺だけでなく池上駅周辺でも交通規制が行われます。

10月11日(日)
午前10時頃~午後10時頃
10月12日(月・祝)
午前10時頃~万灯練供養終了まで
10月13日(火)
午前10時頃~午後10時頃
交通規制にご注意ください
特に12日は、万灯練供養に伴って広い範囲で規制が行われます。 車での来訪は交通規制の影響を大きく受ける可能性があるため、公共交通機関の利用がおすすめです。 当日は警察官や係員の案内に従いましょう。

2026年のお会式を訪れる際のポイント

池上本門寺のお会式には、毎年多くの参詣者が訪れます。

なかでも10月12日夜の万灯練供養は非常に混雑するため、初めて訪れる方は早めに池上へ到着しておくと安心です。

また、万灯練供養は夜まで続き、周辺を歩いて見学する時間も長くなります。歩きやすい服装や靴で訪れるのがおすすめです。

日蓮聖人への報恩の思いを伝える3日間

2026年の池上本門寺のお会式は、10月11日(日)から13日(火)まで。

色鮮やかな万灯や纏が池上の町を進む12日の「万灯練供養」は、お会式を象徴する華やかな光景です。

一方、その中心にあるのは、日蓮聖人のご遺徳を偲び、報恩の思いを捧げるという仏教行事としての意味です。

12日夜の賑わいと、13日朝の静かな臨滅度時法要。 その両方に触れることで、700年以上にわたり池上の地で受け継がれてきた「お会式」という営みを、より深く感じることができるのではないでしょうか。

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